みなさんこんにちは。
秋津です。
今週はまずこの話題に触れないといけないと思います。
先週6日土曜の阪神競馬で落馬負傷した藤岡康太騎手が亡くなられたという発表がJRAよりありました。
2022年より競馬を見始めた自分にとって、藤岡康太騎手と言えば昨年のマイルCSでナミュールを代打騎乗ながら勝利に導いた印象が非常に強く、まさにこれからという時にこのような形で亡くなられてしまったことは残念という言うよりほかありません。
ご家族・関係者の方々に哀悼の意を表すると共に、心よりお悔やみ申し上げます。
さて、こんなにも悲しい出来事があっても競馬は続きます。
この悲報に接し、どのように今週の競馬に対して向き合うかは人それぞれでしょう。
一旦心が落ち着くまで距離を取るのでも良いでしょうし、こういう時だからこそという考えもわかります。
私は「生きている者の務め」というものがあると考えています。
故人の分まで生きることはもちろんのこと、遺志を引き継ぎ、この先の物語を紡いでいく責務があるのではないでしょうか。
だとすれば、私はこの先も変わらず競馬を見続けようと思いますし、歴史が作られていくのを見届ける必要があると思います。
今週も全人馬が無事完走できますように。
それでは予想していきます。
目次
このレースについて
過去5年間のうち、良馬場で行われたのは2回しかありませんでしたが、そのいずれにも共通する特徴がありました。
馬券になった6頭中4頭はキンカメ系の産駒であり、そのうち3頭がロードカナロア産駒でした。
ロードカナロアと言えば、言わずと知れた名スプリンター。
しかし、産駒はアーモンドアイからダノンスマッシュまで様々ですから、これだけでは傾向があるとは言えないでしょう。
では、残りの3頭についても見てみます。
余ったキンカメ系産駒の1頭はルーラシップ産駒ながらも祖母にロンドンブリッジを持つタイセイディバイン。
あとはハーツクライ産駒ながらも母父にロックオブジブラルタルを持つカテドラルと、高松宮記念3着の実績があるトゥラヴェスーラの全弟にあたるトオヤリトセイトです。
うん、ここまで来ればスプリンターよりのマイラーが向いていると言っても良いと思います。
まあ、6年前にはミスプロ系産駒のタワーオブロンドンが勝ちましたし。
まとめると、
- ミスプロ系産駒
- スプリント適性
これらを中心に選んでいきます。
人気上位馬について
ジュンヴァンケット(父:キズナ/母:ピクシーホロウ/母父:キングヘイロー)
血統的には何の文句もないのですが…
父のキズナは牡馬になると大型馬を出しやすく、パワー型に寄ってしまうのでダートや短距離で成績を残す馬が多いです。
母のピクシーホロウはキングヘイロー産駒でありながら母父がサクラバクシンオーとまさにスプリント血統で、ピクシーナイトを排出しました。
では、本馬についての話をすると、そもそも前走はデビュー戦でありながら未勝利戦でした。
と言うことは、このレースに出ていた他の馬は少なくとも1回はレースを経験しているので、新馬戦特有の超がつくドスローにはならない訳ですね。
そんな中で0.9秒差をつけて勝利したのは一見すると価値があるように見えます。
しかし、未勝利戦デビューの馬は何かしらの事情があって初出走が遅れていた訳で、そんな馬が重賞に出てきて勝つというのは理屈からしておかしいと思うわけです。
今年は荒れるアーリントンカップを所望していますので、ここは見送ります。
オフトレイル(父:Farhh/母:ローズトレイル/母父:Kingmambo)
半姉に仏G3のリゾランジ賞という芝1200mのレースを勝利したPivotal産駒のRosa Imperialがいます。
また、オフトレイルの父であるFarhhは重賞勝利こそないものの、ムーラン・ド・ロンシャン賞など1600mのG1で連対した経験があるPivotalの系統。
つまり、実質的にほぼ同じ馬ですね笑。
京都の1600mで2勝していますが、血統的にはゴール前に坂がある阪神の1600mは合うと思いますし、今回の本命にしたいですね。
ディスペランツァ(父:ルーラーシップ/母:ルパンⅡ/母父:Medaglia d'Oro)
ターフ・スポートの馬なので、あまりネガティヴなことは言いたくないのですが…
確かにルーラーシップの産駒ですし、鞍上は先週同舞台の桜花賞を勝利したモレイラ騎手ですから隙がないのは確かです。
しかし牝系を見てみると、半姉のルピナスリードが1400m以下のレースで3勝しているものの、1つ上には共同通信杯を勝利し、皐月賞3着の活躍があるファントムシーフがいます。
母のルパンⅡはわかりませんでしたが、祖母のPromising Leadは2000mのG1勝利がある馬でした。
これらのことから、先に挙げたポイントにマッチしていませんので、ここは消しにします。
注目馬について
ポッドテオ(父:ジャングルポケット/母:ポッドシルビア/母父:ダノンシャンティ)
今や希少となってしまったジャングルポケット産駒ですね。
ここまで8戦していますが、いずれも馬券内を外していないのは優秀ですし、そもそも欧州血統は使って良くなる馬が多いので、キャリアの多さは気にしなくても良いでしょう。
母父のダノンシャンティはNHKマイルCを勝利した馬で、こちらも希少なフジキセキの系統。
どちらかと言えばスプリント寄りのマイラーなのも挙げたポイントにマッチしています。
ここで勝利と言うよりも、NHKマイルCの権利を取って本番で期待したいですね。
アスクワンタイム(父:ロードカナロア/母:ディープインアスク/母父:ディープインパクト)
キンカメ系の産駒でスプリンターよりのマイラー適性がありそうと言えば、本馬に触れない訳にはいきません。
正直、近2走の成績だけ見れば全く評価できません。
そもそも気性難なのが大きな欠点です。
しかし、きょうだいは重賞勝利がありますから良血なのは間違いありません。
こういう馬が本番で穴を開けるとすれば休み明けのまだ気持ちが昂っていないここかと。
予想
◎オフトレイル
○ポッドテオ
▲アスクワンタイム
△シヴァース
△トップオブロック